2016年11月にGEヘルスケアジャパン社日野本社工場製造で、販売開始直後の最新型64列CT装置を導入しました。
1回転で64断面を同時に撮影できるため、従来の16断面ずつ撮影していた装置と比べてより高速での撮影が可能で、息を止めていただく時間も大幅に短縮されます。
世界中でNo.1の実績を誇るASiRという最新の画像処理技術が搭載されており、これまでの装置よりも非常に少ない被ばく線量で同等の画像を得ることができます。
体格や検査部位により違いはありますが、約50%の被ばく低減が図られています。
眼の水晶体や若年女性の乳腺といった放射線感受性の高い臓器では選択的に更に30〜40%被ばく低減できる機能も搭載しています。
従来のCT装置でも十分に安全とされる線量でしたが、更に安心して検査をお受けいただけるものと考えています。
また、金属アーチファクト低減ソフトウェア(Smart MAR)も搭載されています。
従来のCTでは人工関節や金属歯などがあるとその周囲の組織がアーチファクトで見えづらくなってしまうという欠点がありましたが、 そのソフトウェアで処理することで、これを最小限に抑えることができ、より多くの情報を得ることができます。